今回、ブログを書いていくにあたって、どういう姿勢で臨んだらいいのだろうかと漠然と不安に感じていたので、
その不安を払拭するために読み始めた。
実は、この本を読めば、ライターとしてのどういう心持で日常を過ごせばよいかがわかるだけではない。
日常生活がちょっぴり豊かになる術が書かれている。
なぜなら、書いていない時間つまり、何気ない日常の過ごし方こそ、
大事にすべきであるということを気づかせてくれるからである。
個人的にはこの文に凝縮されているのではないかと思う。
活字を読み、映像を読み、広告を読み、音楽を読み、サービスを読み、街や季節の
移り変わりを読み、人々の声を読んでいく。
並木道を歩きながら、電車に揺られながら、家族や友人と語らいながら、
多くのことを感じ、問いを立て、自分の言葉で答えを出していく。
それが取材であり、読むということだ。
取材者であるかぎりライターは、書いてない時間のすべてを「読むこと=取材」
に費やさなければならない。観察し、考えることに費やさなければならない。
取材・執筆・推敲 書く人の教科書
優れたライターになるためには、優れた取材者たれ。ということか。
この本を読んで、自分のこころが揺さぶれた事象について深く考えるようになった。
なぜ、心が揺さぶられたのか。Xをはじめ、思ったことや考えを臆せずつぶやくようになった。
日常をどれほどつぶさに観察しているかが日常生活の幸福度をあげるカギになるかもしれない。